「花燃ゆ」が心配

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「花燃ゆ」が心配である。長年の大河ファン、研究者、そして何よりも松陰先生を敬愛するものとして。
初回の視聴率が16.7%は過去最低のようである(じつは「春日局」の初回が14.3%というのがあるが、これは放送が元旦だったためだろう)。初回がこれでは近年の傾向からして今後上がることはまず難しいと思われる(「篤姫」的奇跡がない限り)。
数値を分析せずともドラマの内容そのものがそれを物語っているようであるが。とにかく脚本がひどいし、演出もひどい。早くも見るのが苦痛になってきている。

寅次郎が東北旅行の際になぜ脱藩したのか、きっかけが描かれてない。宮部鼎蔵も出番があれだけでは今後の池田屋にどうつなげるんだって感じ。師である佐久間象山が出てこない(寅次郎の台詞でおそらく1回だけしか出てきてない)。象山との出会いが密航にも関係してくるはずなのに。寅次郎の最初の弟子である金子重輔がいつのまにかくっついてきている。見る人には誰だお前って感じだろう。なんで密航しようとしたのか、見ている人はきっとまったくわからない。口だけ、台詞だけの展開である。あれじゃホントにただの人騒がせな男じゃないか。松陰先生があんまりだ。
そんでもって主人公の文がでしゃばりなのがイヤだ。ドラマでも最初は人見知りという設定だったはずなのに。朝ドラの主人公にはいいかもしれないが...。

このままいくと大河史上最低のタイトルになりそうな予感大である。

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