「真田丸」が好調

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「真田丸」が好調のようである。初回視聴率が19.9%というのもまずまず、すでに20%を超えた回もあるようで、ここ数年の大河ではいい数字を出している。

実際、見ていて面白い。物語のテンポがいいし、登場人物の誰もが活き活きしている。なにより脚本家・三谷幸喜の真骨頂で台詞が生きている。昨年の「花燃ゆ」が話の筋を追うための"説明台詞"オンパレードだっただけに、この点はなおさらに感じる。2文字のサブタイトルも「樅ノ木は残った」や「国盗り物語」など往年の大河を髣髴とさせるようでいい(大河がフリークを自認する三谷氏の好みだろうか)。
大河を複数書いた経験のあるく脚本家は圧倒的に一作目の出来がよすぎて二作目になると失速するようなところがあったけど(市川森一しかり、ジェームス三木しかり、竹山洋しかり)、三谷幸喜の場合は逆パターンのようである。三谷氏に言わせると一作目「新選組!」も決して奇抜さを狙ったわけではとのことだが、あきらかに今作こそは往年の名作大河を強く意識した正当派、正攻法の作り込みを感じる。

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