ここ１、２ヶ月くらいの間だろうか。以前にも増してパソコンの画面などが見えにくくなってきている気がした。文字の縁が幾重にも見えて、いささか焦点が合わないのだ。単なる視力の低下ならよいが、短期間のことで少し心配になり、今日思い切って眼科へ。
なんでもないことを祈っていたが、右目が白内障とのこと。手術をする必要があるものの、まずは半年くらい様子を見ましょうと言われる。はっきりいってかなり動揺している。
歳をとれば誰でも白内障になるという話だが、自分の場合、まだそうした歳ではない。手術も難しいものではないとのことだが、どうしたって怖いイメージが先行してしまう。要するに突然の告知で、覚悟が決まっていないということだ。
パソコンが復活してホッとしたのもつかの間の出来事である。
今月２日夜、画面に何も映らなくなった。少し前から不調気味のディスプレイがついに壊れたかと思い、翌日、新しいディスプレイを買ってきてつなげてみるが、それでも画面は真っ暗なまま。BIOSの文字どころか、まったく何も映らないのだ。この時点でかなり焦る。パソコンが使えないと、仕事を含めて日々の生活が成り立たないのである。
結局、問題はディスプレイではないわけで、さらに翌日、その翌々日と、別のPCからネットで調べたり、ショップや知人の話を聞くにつけ、マザーボードの交換という結論に到達する。しかしマザーボードを交換するにしても、５年前に買ったボードと同じ型を入手するのはまず困難と思われた。となるとボードだけでなく、CPUとメモリの交換も迫られる。それまでのボードはSocket478、メモリもDDRだったのだ。
そうこうして週末の８日、池袋までパーツを買いに出る。いくつか店を回り、揃えたのは以下のとおり。
・CPU：Intel／Pentium Dual-Core E6300 2.80 GHz
・マザーボード：GIGABYTE／GA-G31M-ES2L
・メモリ：SILICON POWER／DDR2 800 1GB×2
帰宅し、早速これらを組み込む。まずは最少構成で動作確認。BIOS画面がきちんと表示されたときには、安堵で胸をなでおろしたものだ。
９日、気がかりだったハードディスクに問題のなさそうなことがわかり、それらドライブ類を接続して、OSのインストールへと。Cドライブだけの入れ替えで済んだところが、せめてもの救いといえようか。
10、11日は、あらかじめ夏期休暇をとっており、それまでの環境復旧へ向けた作業にかかる。OSのアップデート、プリンタなどの接続設定、各種アプリケーションのインストール。画面まわりやアプリの作業環境など、自分が使いやすいようにカスタマイズした設定を取り戻すまでがやはり一番に手間のかかる作業である。
というわけで、じつのところまだすべてが片付いてはいない。２台つないでいたHDも、まだ１台は取り出したままだ。でも、気持ち的にはずいぶんと落ち着いたのでこれを書いている。パソコンが復活するまでの10日あまり、体重もいくらか減った...（苦）。
